バナナホールライブインタビュー


レポーター: では,バナナホールの話をうかがいたいと思います。まずは前日の様子から。
小渕: 前日の様子ですか?
レポーター: 眠れましたか?ちゃんと。
小渕: 僕は寝てないですね。あんまり。
黒田: 僕はおかげさまでぐっすりと,寝たような記憶があります。
レポーター: 当日何時入りだったんですか?
小渕: そうですね。すっごい嬉しかったです。なんか狩人みたいでした。ヒッパレの。
黒田: 前の日終わるん早かったんやな。
小渕: うん,前の日は丸々休みでしたね。
黒田: そうやな。
小渕: ゆっくりして。
レポーター: で,当日リハーサルやって。
小渕: リハーサルやって。
レポーター: リハーサルでは飛ばしすぎた?
小渕: 飛ばしましたぁ。
黒田: 小渕くんはライブ2本分くらいの汗かいてました。
レポーター: そう,なんか出た時から大汗かいてましたね。
小渕: そうですね。Tシャツ着替えました。2枚ほど。リハで。
黒田: リハでTシャツで出てくるんですよ。みんな長袖で,ほなちょっと適当にやろか 言うてんのに。
小渕: ぶっちぎりでした。僕は。リハからすでに。もうぶっちぎり。
黒田: おかしいよ。それ。(笑)
レポーター: 衣装は誰が選んだんですか?
小渕: あれは,みんなで歩きながら。
レポーター: あの黄色いズボンはやっぱりバナナホールを意識して?
小渕: フフフフ・・・(笑)あれもいろんないきさつがあって。衣装を選ぶときに,あの〜春っぽさと,明るさと。ホンマは僕らね,最初パステルカラーのスーツを着ろって言われてたんですよ。それは勘弁してくださいと。言いたいことも言ってですね,まあ,それよりはマシやろっていうことで,社長が一緒に町を歩いて,とにかく明るめを選べと。暗いのん着たらあかんねんと。パステル調のスーツよりはいいやろっていうことをたたきこまれて,で,ミナミをちょっとこう歩いてこいと言われて。で,僕が選んできたのがアレ。で,もしあれでね,社長がダメって言ったらね,多分ピンクとかオレンジとかのパステル調になってしまうんですよ。それではどうしても僕はステージには出られないっていう気があったんで。あれは,カラシ色なんですよ。近くで見たらマスタードみたいな色してるんですよ。これやったら社長,いいっていうかなぁと思って見せたら,「おう,いいやんか」って。そういういきさつがありました。
レポーター: リハーサルは何分くらい。
小渕: リハーサルは通しでバンドさんと合わせて3〜40分と,僕等アコギだけで,また40分くらい出してもらって。結構・・・。
黒田: ライブ始まったん,7時からやろ。
小渕: うん。
黒田: 6時間あったんですけど,やっぱりね,ライブ始まる10分くらい前になると,もうドタバタドタバタ,なんかあれ無い,これ無い。必死でしたね。10分押しで始まったのは,そういう理由です。
小渕: ドタバタしたなぁ。
黒田: 大変でした。
小渕: カズーが壊れて,買ってきてもうて,今度はまた壊れてて。カズーっていうのが,こう中にビニールが入ってるんですよ。それが振動して音が鳴るんですけど,それが破れてしまったんですよ。で,代用品をなんとかしようと,僕がスーパーの袋をビューっと引っ張って,薄いビニールを作ったんです。それをまる〜く切って,あてがって,んで,やったらめちゃくちゃいい音して。
黒田: そこまで来るのに1時間くらいかかってるんですよ。(笑)
小渕: クラフトマンです。カスタムメイドカズーを作って・・・。でも,カズー思いっきり間違ったんですけど。(笑)
黒田: 音楽であかんかったら,カスタムカズー屋さんになるっていうことで。
レポーター: で,本番,桜のMDの音がこう流れてきて,お客さんがみんな「オォォォ〜」って言ってたの聞こえました?
小渕: あっ,あのスタートの時ですか?それは,聞こえました。
レポーター: それで,登場。
黒田: 上からちょっとね,こんな隙間から見てたんですよ。客席をね。一部しか見えなかったんですけどね。ほんなら,600人ってこんなもんなんやって思ったんですよ。で,いざ二人舞台に立ったら,足震えましたもんね。人数っていうか,あのギチギチさに。
小渕: すごかったわぁ〜
レポーター: すごかったですよね。
小渕: 震えたなぁ。最初。
黒田: 一番面白かったのがね,最初パッと出て,二人がかかってますよね。で照明がパーっとかぶってくるじゃないですか。そしたらね,一番前の女の子がね「あっ,なんかカッコイイ。なんか,なんかいつもと違う」って言うてるんですよ。「オイ,オイ,聞こえやんように言えよ」と思いましたね。(笑)
レポーター: 曲順は,どうやって決めたんですか?
小渕: あれは,みんなで決めました。
レポーター: あの,Bye Bye Oh! Dear My Loverはどうしてアコギだったんですか?
小渕: あれは構成上の都合です。CDの反応を聞いても,あれはかなりカッコイイっていわれますね。次回は是非,バックつけてしたいですよね。
レポーター: 最後の桜は,間違ったとかいうウワサを聞いたんですけど。
黒田: あれはね,僕が間違えたんです。入るのがね,両方おかしかったんです。小渕がね,「桜」って言って入らんとあかんかったんです。
小渕: そうそう,そうそう。
黒田: ちょっと,いろいろ機材の都合でね,僕がスタート出してしまうと,タイミングがあわへんって言ってたんですけど,いざとなると,僕が段取り間違えてしまって,僕がいつも通り「桜」って言った瞬間,「オレが言ったらあかんのや」って思ったんですけど,キレイに入ったんですよ。
小渕: 天才的な僕の・・・
黒田: 何か神がかり的な・・・(笑)
小渕: MD入るタイミングがね,もっと前にしておけばよかったのと,音圧がお客さんにど〜んと伝わるほど無かったらしいんですよ。それがもっと音圧があって,もっと前からガーっと入れば,いい演出になったんですけどね。
レポーター: 何曲ぐらいで緊張がほどけてきましたか?
小渕: 僕は3曲目です。
黒田: 僕も2曲目ぐらい。緊張しなかったんですけどね,歌詞がね,それいつものことなんですけど,歌詞が問題なんですよ。
レポーター: 歌詞とか,どこかに貼ってあったんですか?
黒田: 貼ってあったといえば,貼ってありました。
小渕: 間違いなく貼ってました。(笑)
黒田: 必死こいて覚えたんですけど,でも何ヶ所か間違うんですよ。あれ,キレイに貼ってあるところなんですよ。(笑)あかんなと。自分の実力を過信したらあかんと思いましたね。(笑)そんなに記憶力ないと思いましたね。(笑)あれはでも,思いっきり笑いましたね。リハーサルの時からね,歌詞間違えたんですよ。Bye Bye Oh!は思いっきり間違えたんですよ。あれ同じとこで,リハーサルで間違えてるんですよ。まあね,普段できへんところが本番でできるわけないと。戒めですね。あれは。小渕はどうですか?
小渕: 歌詞ね。歌詞間違ったんでけどね。黒田君。あれね,YELLのある1ヶ所があるんですよ。絶対に間違ってはいけない場所。それは誰の意見かというと,作詞した僕の思い入れのある,「ここや」っていうところで,「入られへんかったっ。」「うぅぅ,なんで!?」って。それ以来,ストリート行く時でも,全部その歌詞の間違うところを,でっかくペンで「間違うなよ!!」って書いてるんですね。
黒田: あれな,ちょうど,最後のサビのリフレインのとこやんな。
小渕: うん,1回,静かになって。
黒田: 入るとこで,リハーサル,そこで2回間違えたんですよ。やっぱり本番も間違えましたね。(笑)あれね,僕いつも前で入ってしまうんですよ。で,今度は,「もう一個あとや。もう一個あとや」と思ってたらね,後すぎるんですよ。
小渕: それはダメだね。やっぱりね。あれはダメ!
黒田: 何のための合宿やったんや。あれも何回もやったもんな。何回やってもね,どっかでね,「ここ間違えるで。ここ間違えるで」っていうのがあるんですよ。
小渕: まちガエルがな,鳴き出すねんな。「ゲコ,ゲコ」ってな。(笑)
黒田: そう
小渕: 大合唱し出すやろ。(笑)
黒田: 頭真っ白ですからね。ほんならもう,小渕歌えやって思うんです。僕。わかれへんわ。もう。赤い糸とかね,桜とか間違えると,もう腹立つんですよ。こんなん普段絶対間違えへんのに。次ぎの歌詞も思い出されへんと思ったもん。小渕歌えやって。オレ無理やって。(笑)イライラしてくるんですよ。もう一回真っ白になってしまうと,もうその一曲通して結構辛いですね。
レポーター: バナナではできなかったけど,他にやりたかった曲とかありますか?
小渕: そうやなぁ。
黒田: まあ,やりたいのはだいたいできたなぁ。
小渕: 僕らの意見,結構聞いてくれたんで。
黒田: 結成当時に作った前半の曲をバンド入れて,ライブ用にだけアレンジしてやるのって面白いかなって思いますね。
レポーター: 当日,なんか面白いエピソードとかありますか?
黒田: あのね,バナナホールはね,ちょっとね,楽屋の入り口が,すごい,狭い,低いんですよ。3回頭打ちましたね。歌詞を忘れたのはそれのせいやと僕は言うてるんですけどね。もう全部出ました。前日までにおぼえたものが。
レポーター: 途中で一回コード抜けましたよね。
小渕: なぁ〜。びっくりしたね。
黒田: あれね,小渕が後ろまわって行ってるときにね,僕の足元にジャックがあるのわかってたんですよ。絶対踏んだらあかんって,僕一回見てね,僕足こうやってるんですよ。そしたら,また戻ってくるんですよ。ジャックが僕の足元に来てね,やばいと思って,僕足上げたらキレイにそのジャックが僕の後ろにあって,しっかり踏んだんです。で,さすがあのバナナホールというのは。ジャックが抜けてね,僕はアカペラで歌うのか,ギターが鳴ってないのに,マイクだけやったらおかしいと思ってアカペラでいこうと思った瞬間に,袖からローディーさんが走ってきてね。
小渕: あれはすごいですね。
黒田: あの時,感動しました。僕。
小渕: 感動しました。リハの時からね,僕が歌とか歌って,こうタオルとか持ってるじゃないですか。汗拭いて,こう水飲んで。そしたらね,ずっと横に人いてるんですよ。気になるわぁ〜。何?なんか言いたいことあるんやったら言ってくださいよって思うじゃないですか。ほんで,タオルこうやってパッと置いたんですね。地面に。そしたら,サッて取ってパッとこう元に戻してくれる。この人の役目はこれやったんやって。ずっとタオル放ってましたけどね。
黒田: 僕が,だって,放った上着,パッと拾って,こうシャツを直してくれて。
小渕: スゴイなぁ。
黒田: でも,バナナホールをやって以来,ココロの羽の歌詞が無いんです。
小渕: ンフフフ・・・(笑)
黒田: どっか行ってしまって。
小渕: 違うんですよ。これね,いいタイミングで無くなったんですよ。歌詞のないやつ,全部覚えてるんですよ。おかしな話でしょう?赤い糸も僕が無くして,桜無くしてるから,もう完璧なんですよ。間違ったことない。
レポーター: 無くさないといけないんだ。
小渕: 無くさななあかんのです。僕がそおっと無くしてるんですけどね。実は。ボクノイバショももう全然ないしね。
黒田: でもね,無くしたあと,僕必死でまた作ってるんですよ。(笑)Moon Light Party!も無くなったから8回ぐらい作りました。でも無くすんですよ。
小渕: わざとなんですけどね。放ってるんですけど。作ったあと,ビリビリビリってね。
黒田: 書いてはコピーして(笑)。今度IMPの僕の目標は,とりあえず絶対カンペを貼らない。歌詞のカンペを貼らない。それですね。
小渕: それやな。
黒田: もしくは,バックのスクリーンを,こうカラオケのように,ずっと色が変わっていくようにね。
小渕: う〜ん,「ラブラブ愛してる」みたいにね。
黒田: それが僕の望みですね。
レポーター: あのバナナのMoon Light Party!のヘイ!はすごく響きましたか?
小渕: もうむっちゃくちゃ響きました。
黒田: すごかったです。
小渕: ビックリしたなぁ。あれはスゴカッタですよ。音圧がありました。こうボーンと来る。あれはちょっとスゴカッタですね。
黒田: あれはスゴイな。今までの史上最高の人数っていうのはあれで思いましたね。声の返り具合。
レポーター: STAFFの時と比べてどうですか?
小渕: もうケタが・・・
黒田: まあ,でもみんな大変やろうなと思いました。ステージの上でもめっちゃ酸欠やったんですよ。僕ももうフラフラ,フラフラしてるんですよ。もう空気が吸っても吸っても酸素が薄いから。もう汗だくでしたからね。でもね,僕ね,一番面白いって言ったらアレなんですけどね,途中あの一回目の重大発表っていう時に「小渕,もうどんだけためんねん!」って。アレね,打ち合わせしてたんですよ。「こうこうこうで,こういう話で」って。予定の3倍くらい長かったですね。あれはでもね,思いましたね。前の子からちょっとずつ泣いてるのがわかるんですよ。ほんで,真中の方からもね。ほんま,どうすんねんっと思ってね。でも僕が笑ったらあかんじゃないですか。絶対わろたらあかんと思って,ずっと下向いてたんです。
小渕: それが,やけになんかね,黒田くんが悲しそうとか言うてたらしいで。
黒田: 僕はね,笑いをこらえてるんですよ。必死こいて。下向いて。「絶対わろたらあかん」「絶対わろたらあかん」ってね。
小渕: あれは一番集中したなぁ。あのときが僕は。あんなん,中途半端にやったらしらけるでしょう。だからもうやるんやったら徹底的にやろうと思って。「再来週いっぱいで・・・」 前も一回やったんやんなぁ。STAFFの時。昔ね,初STAFFっていうのが7月6日にあったんですけど,その時にね,「えー,僕らこうやって今日はじめてライブっていうのをやるんですけど」とか言って。「あのライブハウスっていうのはしたことがなくて,僕らストリートの出身で,今までこう長いことストリートをやってきたんですけど」とか言ったらもう,ザワザワ,ザワザワしだして。「何?何?」みたいになって。「えー,長いことやってきたストリートのほう,まあ土曜日天王寺毎週やってたんですけども,えー,今度の土曜日をもちまして,50回目になります」って言ったんですよ。(笑)そしたら,また泣いてるんですよ。「うぇ〜」って。いつか使いたかったんです。もう一回。今日かなぁと思って。
黒田: バナナホールの時,前の子なんか鼻すすってましたよ。オイオイ,オイオイって。
レポーター: あの,予定より時間がずいぶん押して怒られたとか・・・
黒田: あれね,いい訳をさせてもらえるならね,あれはね・・・
(ここでハプニング) 「あっ,お疲れさまでした」 「お疲れさまでした」 ザワザワ・・・
レポーター: 今の「お疲れさまでした」(テープに)入ってます。
小渕: うわぁ〜〜〜〜〜〜
黒田: スゴイ!今度のCDコレで始まりましょうか。「お疲れ様でした」次の歌。みたいな。
小渕: プロデュース By まさよし (笑) 世の中ってそんなもの。
黒田: インディーズだからできる。
小渕: 山崎まさよしも認めた。
レポーター: 認めてない,認めてない。(笑)こんな時にCD持ってないの?
黒田: 携帯の番号とか書いておいたらよかった。「また飲みに行きましょう」って。
レポーター: で,いい訳は?
黒田: あ,いい訳。そうそう,最初ね,打ち合わせの段階から,かっちり決めるのはアンコールまでやっていいう話やったんですよ。とりあえず本編は,きっちり,MCはこれくらいの時間でとかいう話もあったんですけど,アンコールはお前ら好きにせぇと。もういろんな所から好きにせえという話やったんで,とりあえず終わって「ありがとうございました」ってはけて,もう一回出る時に,僕ら二人で「よし,しゃべろう」って。(笑)がんばろうって思ったんです。
小渕: ええよな。っていうことで。ええねんなぁ,もうな。
黒田: しゃべろうって。いう話になったんで,ああいう状況に。
小渕: で,僕はもう,黒田としゃべってて,僕も掛け合いして,よっしゃ,もう終わりやで,ここまでやで,っていうことで,ちょっとこう素振りを見せるわけですよ。気付いてないんですね。全く,気付くわけもなく。そっから3つぐらい,コネタ,ボン,ボン,ボンって出て(笑)。で後ろでなんかこんなん(巻きの合図)してんのも,気付くわけもなく。
黒田: 気付くわけもなく。僕の友達も言ってました。「お前,話ながいって」終わってから。散々いわれました。
小渕: その失敗は次に生かすということで。
レポーター: で,次はIMPということで。
小渕: IMPですよ。
レポーター: 全席指定で。
小渕: でも,IMPはちょっとね,なんか,まだ特に案っていうのは無いんやけど,やっぱり確かにこう(バナナを)越すやつをやらんと。やっぱりね,結構バナナの評価が「よかったよ」って言ってくれる人が多かったんで,怖いのは逆に怖いですよ。やっぱりそれを越さんと意味無いし。で,座ってるでしょ,今回は。元はね。最後まで立ってるのもイイし,逆に聴きたい曲は座って聴く子もおるような気がするんですよ。僕は。そこらへんを,うまくね,逆に生かせればなと思います。しっとり目は,座って聴きたいよな,なんかなって気もするんですよね。立って聴くよりもね。
黒田: 今後どういう展開をしていけばいいのかなって僕スゴイ思うんですよ。もう,前と同じ感じで盛り上げるのはできるじゃないですか。バンドを入れて,曲順をああいう形にすればいけるんですけど,これからもっとレベルの高いライブをするには,結局,僕ら自身がレベルアップすることなんかなって。スゴイ思います。黒田です。やっぱりそういうライブの中身も,しっかりやらんとあかんのですけど,そういう僕ら自身のレベルアップももっと考えないとあかんなと思います。
小渕: それだけではだせん演出っていうのがあるやろうな。裏の,真の演出というか,オレらのな。それを考えるね。すごく。
黒田: とりあえず僕は音をはずさない。歌詞を忘れない。この2つはボーカリストとして最低限しなければいけないことですよね。
これからね,多分今までは,僕ら路上を聴いてもらってからライブに来てもらうっていうのが,すごいあったじゃないですか。今度はね,逆が増えてくると思うんですよ。CD聴いてから来るっていう方がいると思うんですけど。CD聴いてね,僕らのライブに来てね,「何?ショボイやん」って。
小渕: それは言わせたくないな。
黒田: あるじゃないですか。CDではすごい歌ウマイのに,こいつらライブやったら歌全然やんっていうのが。僕ら絶対それ言われたら腹立つんで,それだけはちょっと避けたい。
そうやなぁ。そんな風にはなりたないわ。
レポーター: IMPまでにあと何曲くらい作る予定ですか?
小渕: 今,一曲できてるでしょう。で,STAFFまでにまた一曲できるでしょ。それで3月24。あと3曲はできますね。
黒田: 小渕はな。
レポーター: 女の人を主人公にした詩っていうのは作らないんですか?
小渕: 長渕剛の「巡恋歌」みたいなね。あ〜っ。いいよなぁ。それが僕らに歌えるんですかね?それ,スゴイ不安なんですよ。それすごい考えたことあって。女詩をね,「〜なの?」とか,「〜するんじゃない?」とか,そういう女言葉を多用するじゃないですか。で,僕らが歌って,合えばね。メイクしてな,ドレス着てな。それすごい考えました。でもね,いいと思うんですよ。いいのができたらいいと思うんですよ。曲次第やと思うなぁ。
レポーター: 小渕くんは,詩が先ですか?それとも曲?
小渕: 僕はメロディー。ほぼメロディーです。全部。
レポーター: 黒田くんは?
黒田: 僕ね,同時進行みたいな感じですね。そろそろまた僕の在庫の中,40曲ある中から・・・。アーッ。まだ早いかなぁ。(笑)
小渕: 出して出して。早く。
黒田: とりあえず今年1年で,僕があと2曲。年内に。(笑)
小渕: なんか,プロのミュージシャンみたいやんね。ある意味。プロかって,年間3枚ぐらい出すで。ゆうたって。シングルで。
黒田: そうですね。4ヶ月に1回ぐらいのペースで頑張って行きたいなと。歩みはのろくとも,目指すゴールは同じなんです。
レポーター: スランプは無いですか?書けなくなるっていう。
小渕: ありました。どか〜んってできたようでね。「YELL」ができてからかな。しばらくできへんかったりね。去年の年末も苦しみました。あと,夏。去年の夏が一番苦しかった。まず時間がなくて,集中できず。みたいなところ。で,しかもね,その時追われてたのが,ずっとね,僕ら5分とか5分半の歌ばっかりだったんですよ。それを3分半に絞ろうって決めたにもかかわらず,4分越すし,5分に近づくしみたいなんがあって。でも,その時できたんが,「LOVE」とか「轍」,「二人」らへんがね,短いじゃないですか。だから,短いのも書けるんやって。その辺で脱皮しました。一つ。
レポーター: 小渕くんの頭の中で,詩はどんな風にしてできるんですか?
小渕: あれはね。えっ〜。
黒田: 彼がね,詩を書くときってね,ダーッてね,思ってることをいちまいの紙に書くんですよ。それ見たら面白いですよ。こっちの方向にいくんかと思わせて,いかへんのんかって。全部書いてるんですよ。その思いつきのストーリーを。
小渕: もうそばにいれるならとかも,あれこう書いた時も,結局4枚ぐらいの紙にギッシリいろんなことを書いてあるんですよ。で,いざ歌おうとするでしょ。どこを見たらいいかわからへんから,線を引いてね,このあとこっちとか,丸く囲んで,こっちやでみたいにして,いらんとこ全部消して,やっと出来るんです。だからね,まずメロディーが出来るじゃないですか。ほんなら,哀しい歌なのか,明るい歌なのか。ラブソングか,そうではないのか,はたまた夢の歌なのか,そうではないのか,という分類分けがわりと簡単に出来るんですよ。でひとつに絞って,ラブソング。これは成立しているラブソングか,そうじゃないかとか。いろいろパターン変えていくんですよ。
黒田: 片思い系なのか,卒業式っぽいとか。いろいろあるじゃないですか。それを僕にメロディーを聞かせて言うんですよ。「ねえ,何っぽい?何っぽい?」って。「何っぽいって何?」と思いながら。すごい漠然とした質問じゃないですか。これって何っぽいって聞かれても。え〜ってスゴイなやむんです。
小渕: ところがね,これがスゴイ的確なこと言うんですよ。
黒田: イメージだけですからね。雰囲気だけ。
小渕: で,僕も迷いがあって,3つぐらい持ってるんですよ。これかな?これ?これっていうかな?って。ほんで,これ何?何?っていうでしょう。「これやったらラブソングやね」って言ったら「そう!」と思うんですよ。絶対そうやとオレも思ってたとか。「やんなぁ!」とか。「絶対そうやとオレも思ってた」みたいな。すごい同意を求めたくなるから。で,いうから,全部一緒なんですよ。今まで。ズレた曲がなく。でもね,歌詞の面白いのは,今回のMiss youって言う歌もあるんですけど,メロディーはこう浮かぶじゃないですか。「ラララララ〜ララララララ〜♪」って。でね,こう「ラララ〜」って言うのが「悲しみ」って始まるんですけど,悲しみ以外が合わなくなってくるんですよ。2回,3回,4回,5回,10回って口ずさみ出すと。もう他は無理って思って,結局固まっていくんですけど。多分ね,メロディーが求めている文字っていうのがどうやらあるらしいんですよ。僕の中に。こう下がるときはこんな文字とか,上がるときは「あ〜」なのか「い〜」なのか。う行なのか,え行なのかみたいなの。自然に発する言葉が,例えば悲しみになったり,喜びっていう文字になったりする。
レポーター: でも,詩は全部が体験したことというわけではないんですよね。
小渕: もうね,思ったことですよね。体験もあり。シチュエーションを決めて行くんですよ。自分で。
黒田: ほんま面白いですよ。こうね,横で車で乗ってるときにね走り書きしてるんですよ。その時にね,たまに質問するんですよ。こういう状況だから,こうするわけないよなぁ。っていうのが,歌詞になってたりね。(笑)こんな話無いよな。っていうのが。
それが一番おもしろい。
レポーター: 次はどんなストーリーの曲ができるのか楽しみですね。
IMPでは,また新たな曲を聴けることを期待しています。今後の活躍が楽しみですね。では,今日はこの辺で。

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